NPO法人ファザーリング・ジャパンの運営するイクボス企業同盟が設立5周年を迎えます。おかげ様で加盟企業が218社(2019.10.15現在)になり、この後も企業から加盟の問合せが続いています。
これまで、企業のダイバーシティ経営の推進や働き方改革に伴う職場づくりにおいて、特に影響力のある管理職に対して、新しい理想の上司像として「イクボス」への意識変革を同盟企業と一緒に啓発して参りました。その中、社会には、まだまだ解決しなければならない課題がたくさんあります。
そこで、同盟企業や有識者の方をお招きし、「男性育休推進は企業に何をもたらすのか」「その転勤制度、古くない?!」「人生100年時代のワークライフ・デザイン」「ダイバーシティ推進とボスの未来」をテーマに、パネルディスカッションし、少しでも解決の糸口になる機会にしたく考えています。是非、ご参加のほど、心より待ちしております。
イクボス5周年フォーラム 実施概要
概要
- 日時:2019年12月6日(金)14:00~17:15
※外部へ途中入退場の対応はしておりません。ご了承ください。
※懇親会:17:30~18:30 - 会場提供:
株式会社日本アクセス様/ accessホール15F
住友不動産大崎ガ-デンタワー(大崎駅徒歩5分 [会場アクセス]) - 人数:160名(先着順受付)
- 対象:企業の人事、ダイバーシティ担当、人材育成担当、経営者、本テーマに関心のある方
料金
- 一般チケット :¥3,000
- 早割チケット :¥2,000(11月8日まで)
- オンラインチケット :¥1,000
- 一般チケット(懇親会付) :¥6,000
- 早割チケット(懇親会付) :¥5,000
- 同盟企業チケット :¥3,000
- 同盟企業オンラインチケット :¥1,000
- 同盟企業チケット(懇親会付き):¥6,000
タイムスケジュール
14:00~14:10 | Opening |
14:10~14:45 | Session1「男性育休推進は企業に何をもたらすのか ~令和時代を勝ち抜く企業戦略とは?~」 |
14:50~15:25 | Session2「その転勤制度、古くない?!~『単身赴任』という英語は無い~」 |
(15 分休憩) | |
15:40~16:15 | Session3「『人生100年時代』のワークライフ・デザイン 〜企業と個人の新しい『関係』を考える〜」 |
16:20~17:00 | Session4「ダイバーシティ推進とボスの未来 ~組織変革を阻むもの何か~」 |
17:00~17:15 | Closing |

プログラム詳細
Session1「男性育休推進は企業に何をもたらすのか ~令和時代を勝ち抜く企業戦略とは?~」
人材不足が顕著化し、働き方改革に追われる日本企業が多い中、なぜ今、男性育休推進なのか。男性育休1か月取得を強力に進める企業をお迎えし、取組の戦略、事例、そこで見えてきた課題と対応策、令和時代に求められる男性育休推進のカタチを探っていきます。
《SPEAKERS》
株式会社三菱 UFJ 銀行 取締役常務執行役員 CHRO
1986年三和銀行入行。
2018年6月より三菱UFJ銀行取締役常務執行役員CHRO。
長男誕生時、制度等未整備の環境で法人営業を担当しながら育児との両立体制を築く。
自身の経験をもとに、約1ヶ月の男性育休取得施策Ten Plus Tenを提唱、2019年4月より運用開始。
積水ハウス株式会社 ダイバーシティ推進部 課長
1973年4月26日生まれ。兵庫県尼崎市出身。1997年に大阪大学法学部を卒業後、積水ハウス株式会社に入社。
営業、広報、総務での職務を経て、2018年5月にダイバーシティ推進部に異動。現在は、女性活躍推進、両立支援、働き方改革推進等、ダイバーシティ推進業務全般を担当。2018年9月より運用を開始した「イクメン休業」制度の実務責任者も務める。妻、高1男子、中2男子の4人家族で、現在は神戸市内に建築した戸建て住宅(積水ハウス)に居住。趣味は2018年11月から始めたランニング。
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
ワンダライフLLP 代表
米国の高等教育機関における語学教師としてのキャリア、日米両方における出産・子育ての経験を生かし、2008年に帰国後、研修講師として独立。企業における両立支援研修、配偶者同伴研修、ライフ&キャリアデザイン研修、管理職研修を行う他、様々なシンポジウムへの登壇、自治体主催のプレパパママセミナー等、幅広く登壇する。小学生を持つ親子を対象とした海外スタディーツアーを企画。日常を飛び出し、多様な文化や価値観に触れることで親と子がワクワクや発見を共有する機会を提供する。
プライベートでは、3人の男児の母。お茶の水女子大学修士(家族社会学)、米国Brigham Young University 修士(言語教育学)
《FACILITATOR》
株式会社東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部 チーフコンサルタント
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
さんきゅーパパプロジェクトリーダー
父親の育児・夫婦のパートナーシップなどのセミナー講師やイベント企画等を自治体、労組、企業などに対して行う。男性の育休促進事業「さんきゅーパパプロジェクト」リーダーとして男性の育休取得に立ちはだかる個人、職場、風土の壁を打破すべく活動中。
2012年より同法人の理事に就任。
著書:「新しいパパの教科書(学研教育出版)」「新しいパパの働き方(学研教育出版)」共著「崖っぷちで差がつく上司のイクボス式チーム戦略(日経BPマーケティング)」監修
Session2「その転勤制度、古くない?!~『単身赴任』という英語は無い~」
妻のキャリア断念やワンオペ、夫のメンタル病や子育て機会の逸失など、転勤には大きな負の面がある。転勤を否定するわけではないが、それらに目を向けるべきだ。私(川島)は、イクボスの定義と10ヶ条を作った際、その1つに「転勤」の項目を入れた。その想いを伝え、これからの転勤制度について先進企業と考えてみる。
《SPEAKERS》
AIG 損害保険株式会社 執行役員 人事部門担当
日系メーカー勤務を経て、2005年にAIUに入社。AIUおよび富士火災海上保険の人事部門においてさまざまな職務を経験し、現職に至る。長年にわたり一貫して人事分野で培ってきた幅広い経験と知見を活かし、統合後のAIG損保を人事部門の責任者として牽引している。社員の働きやすい職場環境の実現に向けた各種施策を強力に推進し、AIG Japanの「Work@Homebase(転居転勤の無い会社)」の取組みについて、社内外へ積極的に発信している。日系メーカー勤務を経て、2005年にAIUに入社。AIUおよび富士火災海上保険の人事部門においてさまざまな職務を経験し、現職に至る。長年にわたり一貫して人事分野で培ってきた幅広い経験と知見を活かし、統合後のAIG損保を人事部門の責任者として牽引している。社員の働きやすい職場環境の実現に向けた各種施策を強力に推進し、AIG Japanの「Work@Homebase(転居転勤の無い会社)」の取組みについて、社内外へ積極的に発信している。
サイボウズ株式会社 執行役員 人事本部長 兼 法務統制本部長
1999年大阪ガス入社、2001年サイボウズに転職。知財法務部門にて著作権訴訟対応、契約、経営、M&A法務を行った後、人事制度策定や採用業務に携わる。2度の産前・産後、育児休暇を経て2014年執行役員事業支援本部長に就任。2019年より現職。
NPO法人コヂカラ・ニッポン代表
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
1987年に慶応大学卒、三井物産(株)入社、2012年に上場会社の社長就任、「イクボス式」経営により3年間で利益8割増、株価2倍、残業1/4、社員満足度調査も過去最高に。2016年フリーランサーに。
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事、NPO法人コヂカラ・ニッポン代表、内閣府・男女共同参画委員、文科省・学校業務改善アドバイザーなどを歴任。子育てや家事(Life)、会社社長や商社勤務(Work)、PTA会長やNPO代表(Social)という3つの経験を融合させた講演が年300回。「元祖イクボス」としてNHK「クローズアップ現代」で特集され、AERA「日本を突破する100人」にも選出。著書「いつまでも会社があると思うなよ」(PHP研究所)、「職場のムダ取り教科書」(ソシム)。
《FACILITATOR》
相模女子大学客員教授
昭和女子大学総合教育センター客員教授
東京大学大学院情報学環客員研究員
東京生まれ、私立雙葉学園、慶応義塾大学文学部社会学専攻卒。住友商事、リーマンブラザースなどを経て執筆活動に入る。2008年中央大学教授山田昌弘氏と『「婚活」時代』を上梓、婚活ブームの火付け役に。働き方改革、ダイバーシティ、女性活躍、ジェンダー、ワークライフ・バランス、自律的キャリア形成、SDG’sとダイバーシティ経営などをテーマとする。講演、テレビ出演多数。2018年1月発売の『広辞苑第7版』に「婚活」が掲載される。
Session3「『人生100年時代』のワークライフ・デザイン 〜企業と個人の新しい『関係』を考える〜」
確実にやって来る未来、『人生100年時代』。令和時代は、100年ライフがリアルな現実になる時代です。私たち一人ひとりは、ひとつの会社のインナーなキャリア・デザインには収まらない、人生全体を俯瞰した「ワークライフ・デザイン」に取り組む事になるでしょう。その時、「企業」と「個人」の関係は、どの様に変化していくのか? 未来を見通す議論を始めましょう!
《SPEAKERS》
カゴメ株式会社 常務執行役員CHO
慶應義塾大学商学部卒業後、1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。銀行派遣にて米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。
2004年に日系精密機器メーカーであるHOYAに入社。人事担当ディレクターとして全世界のグループ人事を統括、全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。また、委員会設置会社として指名委員会、報酬委員会の事務局長も兼任、グローバルサクセッションプランの導入などを通じて、事業部の枠を超えたグローバルな人事制度を構築する。
2009年に外資系保険会社であるAIU保険に人事担当執行役員として入社。ニューヨーク本社とともに、日本独自のジョブグレーディング制度や評価制度を構築する。2012年1月、カゴメ株式会社に特別顧問として入社。カゴメの人事面におけるグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。2012年10月より執行役員CHOとなり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。2018年4月、常務執行役員CHOに就任。
「ALLIANCE ―人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用― 」監訳者
慶應義塾大学経済学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008年10月に(株)ほぼ日(旧・東京糸井重里事務所)に入社。2008 年 12 月より 2018 年 11 月まで同社取締役CFO。現在は、充電中。「ALLIANCE アライアンス―――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用」監訳。
法政大学 キャリアデザイン学部 教授
専門:キャリア論 博士(社会学)
一橋大学大学院社会学研究科博士課程を経て、メルボルン大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員をつとめる。大学と企業をつなぐ連携プロジェクトを数多く手がける。
著書23冊。『辞める研修 辞めない研修―新人育成の組織エスノグラフィー』、『先生は教えてくれない就活のトリセツ』、『覚醒せよ、わが身体。』、『丼家の経営』等。企業の取締役、社外顧問を14社歴任。(連載)日経ビジネス・日経STYLE・プレジデントオンライン 他多数。最新刊に 『プロティアン-70歳まで第一線働き続ける最強のキャリア資本論』(日経BP)
《FACILITATOR》

ライフシフト・ジャパン株式会社 代表取締役CEO
1958年生。82年早稲田大卒、リクルート入社。「ガテン」(創刊)、「とらばーゆ」、「アントレ」(創刊)、「ダ・ヴィンチ」の編集長を歴任。01年パナソニックに転身しデジタルテレビのネットワーク・サービス開発に取り組み、06年大手家電メーカー共同出資によるジョイント・ベンチャー㈱アクトビラを設立し代表取締役社長に就任、08年退任。フリーランス時代を経て、11年よりローソンHMVエンタテイメントでスタートアップ企業とのアライアンスなどを推進。
現在は、葉加瀬太郎が音楽監督を務めるレーベル「HATS」で新規事業としてオンライン・ヴァイオリン・スクール「葉加瀬アカデミー」を立ち上げている。17年、ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也と共にライフシフト・ジャパン(株)を設立し、『人生100年時代』を見据えた様々な取り組みを展開している。
Session4「ダイバーシティ推進とボスの未来 ~組織変革を阻むもの何か~」
変化の激しい時代に、新しい価値を生み出すため、組織変革が喫緊の課題と捉えている担当者も、多いのではないでしょうか。そのためにも、ダイバーシティ推進はなくてはならないものと認知が広がったものの、いざ進めていくとさまざまな困難に直面します。そこで、どのように打破していけば良いのか、多様な視点で議論していきます。
《SPEAKERS》

ノバルティス ファーマ株式会社 代表取締役社長
東京大学経済学部卒業後、1996年に総合商社に入社。米国デューク大学でMBAを取得。
米国イーライリリーにてセールス、マーケティングに従事。日本法人オンコロジー領域および精神科領域にて営業所長、プロダクトマネジャー、ブランドリーダーを歴任する。香港法人の社長を経て、日本法人糖尿病領域事業本部長に就任。米国本社にて、筋骨格系、アルツハイマー病および自己免疫疾患領域におけるグローバルマーケティングリーダーを歴任。2016年にオーストラリアおよびニュージーランド法人社長に就任する。2017年1月にノバルティスファーマ株式会社に入社し、4月に代表取締役社長に就任。
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 准教授
一般社団法人OTD(組織変革のためのダイバーシティ)普及協会 理事
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(社会学)。
東京大学先端科学技術研究センター特任助教等を経て、現職。主な研究テーマは、ディスアビリティの社会理論、障害平等施策としての合理的配慮、多様性理解教育等。国・自治体の障害施策関連の委員を多数務めるほか、障害や多様性に関する先端的な知の社会還元を進める観点から、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会をはじめとする官民のプロジェクトに携わっている。
NPO法人ファザーリング・ジャパン代表
1962年生。二男一女の父親。明治大学卒業後、出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、2006年に父親支援事業を展開するNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し代表に。「笑っている父親を増やしたい」と講演や企業向けセミナー、絵本読み聞かせなどで全国を歩く。最近は、管理職養成事業の「イクボス」で企業・自治体での研修も多い。2012年には児童養護施設の子どもたちの自立支援と子ども虐待やDVの防止を目的とするNPO法人タイガーマスク基金を立ち上げ代表理事に就任。子どもが通う保育園や小学校ではPTAや学童クラブの会長も務め地域でも活動中。2017年には「人生100年時代の生き方改革=ライフシフト」をテーマにライフシフト・ジャパン(株)を設立し取締役会長に就任。
厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」、東京都「子育て応援とうきょう会議」、にっぽん子育て応援団 共同代表等も歴任。著書に『できるリーダーはなぜメールが短いのか』(青春出版社)、『父親を嫌っていた僕が「笑顔のパパになれた理由」』(廣済堂出版)、『パパ1年生~生まれてきてくれてありがとう』(かんき出版)、『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK出版)、『PaPa’s絵本33』(小学館)など。読売新聞でコラム「パパ入門」を連載。
《FACILITATOR》
BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長/AERA元編集長
1989年に朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て、99年からAERA編集部。記者として女性の生き方や働く職場の問題、また国際ニュースなどを中心に取材。米同時多発テロやイラク戦争などは現地にて取材をする。2004年からはAERA副編集長。その後、編集長代理を経て、AERA初の女性編集長に就任。
編集長時代は、オンラインメディアとのコラボや、外部のプロデューサーによる「特別編集長号」など新機軸に次々挑戦した。2016年5月より朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーとして、「働く×子育てのこれからを考える」プロジェクト「WORKO!」や「働き方を考える」シンポジウムなどをプロデュースする。2017年3月末で朝日新聞社退社。2017年4月より世界17カ国に展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。「羽鳥慎一モーニングショー」や「サンデーモーニング」などのコメンテーターや、ダイバーシティーや働き方改革についての講演なども行う。
著書に『働く女子と罪悪感』(集英社)。
《MODERATORS》
NPO法人GEWEL 代表理事
株式会社アワシャーレ 代表取締役
大手IT企業にコンピュータエンジニアとして入社。先端技術や大規模システム導入などのプロジェクトリーダーおよび管理職を経験した後、ブランディングおよびダイバーシティを推進してきた。現在は、企業、大学、地方自治体、社会活動など多角的にダイバーシティ&インクルージョンに関わっている。2019年GEWEL代表理事に就任。
《DIRECTOR》
株式会社グローシップ 代表取締役CEO
NPO法人コヂカラ・ニッポン理事 / イクボス企業同盟 事務局
住宅建築会社に入社。新規事業の飲食事業部で複数店舗のマネジメントに従事し繁盛店にする。企業教育・研修会社に転身、営業統括責任者として数多くの人材育成コンサルティングに従事。その後、スタートアップ企業の常務取締役に就任。現在は、ダイバーシティ推進や組織開発・人材育成とインナーブランディングで企業を支援している。

主催・お問い合わせ先
イクボス5周年フォーラム運営事務局
(NPO法人ファザーリング・ジャパン)
〒101-0032 東京都千代田区神田錦町3-21
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